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2010年1月9日に着工され2014年3月7日に全面開業した、大阪の阿倍野地区にある超高層ビル、”アベノハルカス”に勉強会にいってまいりました。

アベノハルカスの高さは驚きの300m!日本で最も高いビルとして、今もその座に君臨(2019年)しています。

ネーミングにある、ハルカスってなんだろう!?その由来が気になりました。

あべのハルカスは日本のいにしえのことば「晴るかす」から名づけました。

おぼつかなく思ひつめたること、すこしはるかさむ 気が気でなく思い思いしてきたこの胸の思いをあなたに打ち明けて晴らしたいと思います。※現代語訳:角川文庫「新版伊勢物語」

これは平安時代初期に著された「伊勢物語」の一節。
晴るかすは「晴らす、晴れ晴れとさせる」という意味で使われていました。
「ハルカス」という名前には、こうした私たち日本人が持っている感性とことばをヒントに、いらっしゃった方に超高層建築ならではの爽快感や多彩で充実した施設による晴れ晴れとした心地よさを味わっていただきたいという思いを込めています。

公式HP 参照

ハルカスは、漢字に記すと、「晴るかす」だそうです。晴れやかに、晴れ晴れと、晴らす、、、、、。そんなクリアな心地よさを感じるために、この高層ビルはガラスを用いて表現したのかもしれません。

外観デザイン監修は、アルゼンチンの建築家シーザー・ペリ氏が担当。施工は、竹中工務店などが担当したそうです。

設計しである、シーザー・ペリ氏は、ポストモダン建築が流行した時代、そのデザイン性を高く評価された建築士です。
作品には、1984年: ニューヨーク近代美術館(レジデンシャル・タワー、ニューヨーク)や、2004年: 国立国際美術館(大阪市)などがあり、

アベノハルカスのような超高層ビル等を得意とされています。

それでは、さっそくビルの中へ!そして、高層階へ登っていきます。

アベノハルカスからの眺めはこんな感じです。「どどん!」

阿倍野市が一望できます。

ビル内をぐるぐると。その中で、私が見つけた「一番お気に入りの場所」がココです。

さーて、ここはどこだと思いますか?

2枚目の左のマークに注目、、、、、、、、!

そう、トイレです!女子トイレ!

一面ガラス張りの空間は、足がすくんでしまいそうなほど、外の景色がはっきりと見えます。空も、街もすべてがクリア。大阪と、日本と、地球と一体化しているような気分になります。

ここはまさに、空中のトイレという表現が一番しっくりくるかもしれません。

そして、しばらくそこに存在していると、何か、雑念を忘れるように、無になれる場所でもありました。

トイレ好きの方は是非、一度来館してみては!? 以上、アベノハルカスのミニレポートでした!

 

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